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関節リウマチと合併症

関節リウマチの最も顕著な症状は、関節の炎症です。しかし関節の炎症を発症した後、特に注意をしなければならないことがあります。それが合併症です。
関節リウマチによる合併症の原因として…慢性の炎症に起因する/関節リウマチの治療に用いる薬剤の副作用などが挙げられます。
では実際に、関節リウマチの合併症にはどのような疾病があるのでしょうか。

○貧血…
関節リウマチを発症した大半の患者様が、貧血を発症しているといわれています。その理由として…長期間に及ぶ炎症状態が続いた結果、健常者のように体内で赤血球が作られなくなった/薬剤による副作用で、胃炎・胃潰瘍を併発→絶えず少量の出血をし続ける/血液中の鉄分不足は基より、鉄分の吸収能力の低下などによって、引き起こされると考えられています。
(仮に鉄分を摂取したとしても、関節リウマチによって鉄分自体が体内で利用されなくなっている状態にあります。つまり、貧血状態は治まりません。)
その他の合併症として…

・皮下結節=まったく痛みはありません。しかし大豆程度の硬いシコリが、お尻・肘・後頭部などの皮下部分にできる疾病です。
・心膜症=心臓を包む膜を心膜といいます。心膜症とは、心膜が炎症を起こす疾病です。
・胸膜炎=心膜と同じように、肺を包み込む膜を胸膜といい、胸膜が炎症を起こす疾病を胸膜炎といいます。
・肺線維症=長期間、肺組織がダメージを受け続けることで、線維化してしまう症状をいいます。酸素不足による息切れ・倦怠感→呼吸困難を引き起こす場合もあります。
・上強膜症=結膜部分が充血する症状をいいます。
・末梢神経炎=手足が痺れる症状をいいます。
・シェーングレン症候群=涙腺・唾液腺が炎症を起こすことで、涙・唾液が出にくくなる症状をいいます。

その他、骨粗鬆症・アミロイドーシスなど、様々な合併症があります。
(アミロイドーシス=アミロイドという異常タンパクが臓器に沈着することで、臓器機能に障害を及ぼす疾病です。)
関節リウマチの合併症の場合、上記で示したように臓器障害を合併することもあるので、各関節の症状を注意するのはもちろんのこと、身体全身に注意を払う必要性もあります。
しかしその注意は、患者様だけで出来ることではありません。いずれにせよ、早い段階で合併症を発見・治療するためにも、定期健診を受診することが重要だといえます(=関節リウマチを上手にコントロールする)。