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関節リウマチと間質性肺炎

関節リウマチはその病名を示す通り、各関節で炎症を発症(自己免疫性疾患)…そしてその痛みを放置し続けた結果、関節自体が破壊されるという非常に恐ろしい病気です。

しかし、関節リウマチはそうした症状だけを発症する病気ではありません。

実は、関節リウマチはさまざまな合併症(臓器)を併発する全身の病でもあるのです。

そして多くの関節リウマチに携わる医師たちは、こう言っています。
「関節リウマチを発症した患者さんが、もっとも怖がっているのは肺炎である。」

事実、関節リウマチを発症した患者さんの約10~30%が、「間質性肺炎(肺線維症)」という合併症を併発しているのです。

いったい、間質性肺炎とはどのような病気なのでしょうか。

間質性肺炎の語尾に肺炎と付いていますが、肺炎とは異なる病気でもあります。

私たちの肺は、生きていくうえで必要な酸素を取り込む役割を担っています。

間質性肺炎を発症してしまうと、肺が炎症を発症することによって酸素を取り込む機能が低下してしまうのです。

間質性肺炎の初期症状は、痰の出ない「乾性咳そう」が出たり、まったく症状が出ないこともあります。

しかし症状が進行していくと、次第に肺の機能が低下し呼吸困難を発症することになります(慢性呼吸不全)。

さらに間質性肺炎が悪化すると、合併症として肺がんを発症する危険性もあるのです。
「完治する確率は約30%…完治したとしても、酸素マスクを付けなければ生活できない。」…これが間質性肺炎なのです。