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関節リウマチの症状を探る

前項では、関節リウマチの初期症状「朝のこわばり」について触れてきました。
では初期症状を過ぎた関節リウマチは、次にどのような症状を示すのでしょうか。
まず顕著な例として、手指(=指の付け根…中手指節関節/指先から2番目…近位指節関節)・手首・足趾(そくし)等々の関節の痛みや腫れが、数週間から数ヵ月にわたり徐々に広がっていきます。
その間、痛みを持つ関節部分を触ってみると、熱を持っている場合もあります。そして片方の関節の痛みだったものが、もう一方の関節部分にも痛みが広がっていきます(=左右対称)。
つまり関節リウマチの症状が悪化すると、関節の痛みが次から次へ移動していくのです。
そして最悪の場合、関節自体が変形してしまう可能性もあります。

・尺側偏位(しゃくそくへんい)…手指が小指の方へ偏ってしまう症状。
・外反母趾(がいはんぼし)…足の親指が小指の方へ反ってしまう症状。
・屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)…膝や肘が、真っ直ぐ伸ばせなくなる症状。

また関節リウマチの場合、「関節が痛みや腫れのため、動かすのがしんどくなる」ことも…この状況が、更に関節リウマチを悪化させることになります。
例えば脚を骨折し1ヵ月間、ギプスをしたとします。その後ギプスを外すと、脚の筋肉が異常に減っていることがわかります。
つまり関節リウマチの場合も、骨折と同じような症状に陥る危険性があるのです。実際、関節リウマチ発症10年経った患者様で、筋力が健常者の半分以下まで減少した症例もあります。
関節の痛みを抑えるために、長時間ジッとした状態を続ける→関節の可動域が狭まる→身体中の組織までも萎縮し始める→関節リウマチは関節だけでなく、その他の器官にも重篤な疾病を併発する可能性を秘めているわけです。
[重篤な疾病=心臓・肺・消化管・皮膚などに血管炎を引き起こし、心筋梗塞・肺炎・脳血管障害などを発症する場合も…]=この症状を、悪性関節リウマチといいます。
(特定疾患の1つとして、厚生省に指定されています。そして治療費の自己負担分が、公費によって補助されています。)
関節リウマチが発症し始めた時、当然、関節の炎症も強いのですが…とにかく身体が疲れやすくなるのが特徴でもあります(=倦怠感)。そして初期症状の時、無理さえしなければ炎症も治まり、2~3ヵ月で治癒するといわれます。
しかしこの時期に無理をしてしまうと、急激に関節リウマチの悪化を誘因する場合もあります。症状が悪化しないために…私たちが、しなければならないことは1つです!