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関節リウマチ~生活と工夫~

日常生活において、関節に負担をかけない工夫がなされることが、関節リウマチを改善に向かわせる鍵となります。
この項では関節の負担を抑えるため、日用雑貨にちょっとした工夫を施してみたいと思います。そうするだけで、関節がグッと楽になると思います。
(ここでは女性の関節リウマチ患者様を対象にしています。)

・家事は、椅子に腰かけてするようします。長時間立ちっぱなしは、股関節・膝関節の負荷を大きくします。椅子を使わないのであれば、30分家事をすれば10分休憩する方法も有効だと思います。
・なるべく買い物の荷物は手に持たず、肘と手首の中間にぶら下げる、もしくはショッピングカートを利用しましょう。お店で品物を見ながら手に荷物を持っていると、想像以上に関節負荷が掛かってしまうからです。
・拭き掃除は、利き手の方からします。手首の関節炎症を発症している場合、外側に変形しようとします。そのため右利きならば、右→左へ拭くようにしてください。
・椅子から立ち上がる時、手の平で体重を支えるのではなく、テーブル全体に前腕全体の重心を預けるように立ち上がってください。手の平だけの場合、手首関節にかなりの
負荷が掛かってしまうからです。
・鉛筆が握りにくい場合、鉛筆を布・紙で巻き付け持つ部分を太くしてください。そうするだけでも、手首関節の負荷は軽減されます。
・タオルを絞る時…まずタオルを2つに折りにして、輪の部分を水道の蛇口に引っ掛けてください。そして両手で回して絞ると、力を入れることなく楽にタオルを絞ることができます。
・ベッドや敷布団は、硬めのものを使ってください。柔らか過ぎれば、寝返りをするたびに関節に負荷を掛けることになります。
・衣類はボタンよりファスナーのものを使って下さい。手首関節に炎症を起こしている場合、ボタンを付ける/はずすだけでも、かなりの負荷が掛かります。
・バスタブに、低い椅子を置くようにしてください。バスタブに浸かることを考えた時、椅子に腰かける動作だけでも腰・膝/足首関節に掛かる負荷が軽減されます。もちろん、バスタブから立ち上がる時も楽です。

このようにちょっとした工夫をすることで、各関節に掛かる負荷を軽減することができます。
また、すべてを完璧にこなそうと思わないでください。病気を自覚すること=頑張り過ぎは、症状を悪化させます。周囲の人の力を借りてこそ、上記のような生活の工夫ができるのです。