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関節リウマチ患者とメンタル面を考える

関節リウマチ患者のメンタル面を考えた時、必ず次のことが問題として提示されます。
「関節リウマチ患者には、うつ病を患っている人が多い?!?」

例えばある研究チームによると、こういう統計を明記します。
「一般人の場合、うつ病を発症している割合は5%ですが、関節リウマチ患者の場合、13~20%(=3~4倍)発症している。」

しかし現実を捉えた場合、本当に関節リウマチ患者が、それだけうつ病を発症していると考えられないのです。
(※実際、5人の中にうつ病患者が1人いるという印象はありません。)

では何故上記に明記した内容が、定説のように扱われているのでしょうか。

まず私たちは、「うつ病」と「うつ病が隠れている可能性」の意味を、きちんと認識する必要があります。

つまり「うつ病が隠れている可能性」とは、「うつ病かもしれない」「うつ病より軽い症状」を示しているのです。

それを人数に加える/加えないで、統計自体もかなり変わってきます。

関節リウマチ患者は日常生活の動作が困難故に、どうしてもアンケートに書かれていることに悲観する傾向にあります。
「体重が減り続けている。」「身体がだるい。」等々、うつ病にも関わる質問に対しても、「yes」に○を付けてしまうわけです。

だから「関節リウマチ患者には、うつ病を発症している人が多い。」というアンケート結果になってしまうのです。