TOP > さまざまな治療方法 > 関節リウマチを悪化させない…その1

関節リウマチを悪化させない…その1

関節リウマチは、本当に厄介な疾病です。炎症が強い関節部分は、痛みは当然のこと熱感・腫れもあり…しかも、安静にしていても痛み続ける(=自発痛)…しかし様々な治療法を含め、自分自身で出来うる日常生活の注意事項を実践することで、関節リウマチの悪化を防ぐことができるのです。
この項・次項では、そうした日常生活の注意事項に触れてみます。

~安静について~
関節リウマチは、関節部分だけでなく全身に様々な症状が広がる疾病です。そう考えれば、まず安静が第一条件だと考えられます。睡眠時間を十分取るのはもちろんのこと、少しの時間でも昼寝をすることが重要です。何故なら睡眠は肉体的疲労を回復するばかりでなく、精神的安静をもたらしてくれるからです。
実際、関節リウマチで入院されている患者の容態が日々改善されていく→睡眠という安静が深く関わっているのは言うまでもありません。
ただし1日中、安静にするという意味ではありません。
何故ならまったく動かない状態が続けば、無条件に筋力(=筋肉)が衰えます。そして筋力が衰えれば、関節の動き(=可動域)もだんだん制限されてしまうからです。ご高齢の患者であれば、寝たきりの状態になることも考えられます。
そのため関節部分の痛み・腫れが治まっている時、関節の動く範囲でリハビリ運動をすることが必要です。できれば、翌日に痛み・疲れが残らない程度の運動量を目標にしてください。
また運動の勧めとして、膝サポーターといった助けを借りて運動することも大切な行為の1つです。サポーターで患部を圧迫することで、痛みを軽減することができるからです。
それと関節の痛みを軽減させる意味において、衣類を見直す必要性もあります。例えば…保湿性の高い衣服を着用する・靴の脱着を考えれば、マジックテープやファスナーの物を選ぶ・靴底が分厚い物を選ぶ(=クッションになり、関節部分の負荷を軽減する)等々…さらに関節に負担をかけない意味で、自助具などのアイテムを利用することも、関節リウマチの悪化を防ぐ意味で大切な意味をなします。
(自助具=身体の不自由な人が、生活動作を便利にするために作られた道具)
もちろん、関節リウマチにとって治療行為は重要です。しかし精神的ストレスを抱え込んだ状態であれば、病状を悪化させる可能性もあります。「精神的・肉体的な安静」がいかに重要であるか、改めて認識することで、私たちは日常生活の注意事項をしっかり行う必要があるのです。