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関節リウマチの主な検査について

関節リウマチの発症原因はのうち、約30%は遺伝だと考えられています。
仮にみなさんのご両親のどちらかが関節リウマチを患っているならば、早い段階での検査も視野に入れておくべきだと思います。

○早い段階での検査…(血液検査)
・ヘモグロビン検査=血液中にヘモグロビンが増えている場合→多血症、減っている場合→貧血症が考えられます。関節リウマチの合併症の1つに、貧血症があります。
・γーGTP検査=関節リウマチが発症している場合、肝臓などの内蔵系にトラブルが発症することもあります。その時、γーGTPの数値が異常に高くなります。
・GPT(ALT)検査=GPT(ALT)も関節リウマチにとって、欠かすことができない検査です。γーGTP同様にGPT(ALT)の数値も、異常に高くなります。
・白血球検査=関節リウマチによって各関節が破壊されている場合、骨髄の活動が減退します(=白血球数も減少します)。
・赤沈=身体に炎症が起こっている場合、赤血球の沈むスピードが速くなります。ただしこの状態は、関節リウマチに限らず様々な疾病に対しても同じ状態になるため、関節リウマチの決定的な数値になり得ません。
このように早い段階で検査をすることで、関節リウマチの悪化をくい止めることができます。
さらに関節リウマチの疑いがある場合、次の検査を定期的に実施することも関節リウマチにとって有効な方法ともいえます。

○リウマチ反応(=血中リウマトイド因子反応)…(血液検査)
前項でも触れましたが、血中リウマトイド因子の数値が高い→80~90%の関節リウマチ患者が陽性を示します(=陽性反応)。しかし、陽性=100%関節リウマチ患者というわけではないのです。
何故なら、関節の痛み・腫れを発症していても、陰性を示す場合もあるからです。しかも…関節リウマチ患者にも拘わらず、ずっと陰性を示し続けることも…。
さらに血中リウマトイド因子反応で陽性を示すのは、関節リウマチに限ったことではないのです…膠原病(膠原病)・エイズ・肝炎などの感染症・マラリアなどの虫感染症等々によっても、陽性を示します。
そして、健常者の約5%が陽性…60歳以上の場合、健常者であってもさらに増えている傾向にあるからです。
つまり…「リウマチ反応が陽性だから、関節リウマチ」「リウマチ反応が陰性だから、関節リウマチではない」…どちらと言えないのです。
しかし関節リウマチの発症を判断する材料として、リウマチ反応が1つの所見に相当することはいうまでもありません。
このように関節リウマチは、初期症状を判断しづらい疾病かもしれません。
しかし早めの検査を実施することで、関節リウマチを未然に防ぐことができることを認識する必要性があります。