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関節リウマチの治療法について~薬物治療編~

関節リウマチを発症した場合、民間治療を含め様々な選択肢があります。そうした治療法の中で、基本となるものが薬物治療ではないでしょうか。
薬物治療の心得として、「処方された通りに内服を続ける」「定期的に診察を受診することで、病状や痛みの変化をチェック」しなければなりません。
それを実践し続けることで、関節リウマチの悪化を防ぐことができるのです。
ここでは薬物療法の中で、関節リウマチに効果があるとされる「非ステロイド性抗炎症薬」「副腎皮質ステロイド薬」「抗リウマチ薬」の3種類について触れてみます。

○非ステロイド性抗炎症薬…
非ステロイド性抗炎症薬は、プロスタグランジンによって引き起こされる関節炎症や鎮痛を抑える治療薬です。
(プロスタグランジン=身体の組織が損傷を受けた時、プロスタグランジンが生成されます。そして、プロスタグランジンによって引き起こされる「痛み・発熱・腫れ」といった症状を炎症といいます。)
非ステロイド性抗炎症薬は抗炎症作用・鎮痛解熱作用の特徴から、関節リウマチに限らず運動疾患・疼痛性疾患などの症状にも使用されています。また非ステロイド性抗炎症薬のデメリットとして、免疫抑制作用・免疫調節作用がないことが挙げられます。そのため非ステロイド性抗炎症薬+(免疫調節薬、もしくは免疫抑制薬)を一緒に処方する必要があります。また抗炎症作用・鎮痛解熱作用が強いため(=関節リウマチにピッタリの薬)、胃腸障害を発症する可能性があります(胃腸障害=胃痛・食欲不振・胸やけ・悪心・嘔吐など…)。

○副腎皮質ステロイド薬…
関節リウマチの治療薬として、副腎皮質ステロイド薬も選択肢の1つになります。副腎皮質ステロイドは、人間にとって必要不可欠なホルモンでもあります。そして副腎皮質ステロイドの最も優れた特徴として、抗炎症作用・免疫抑制作用が挙げられます。つまり、炎症を抑える効果があるのです。ただし、副腎皮質ステロイド薬だけを処方することはできません。何故なら、かなり強い副作用を発症する場合もあるからです(=顔貌円形化・多汗症・骨粗鬆症・皮膚萎縮・消化器潰瘍など)。そのため、一般的には疾患修飾性抗リウマチ薬・非ステロイド性抗炎症薬などと一緒に処方されます。副腎皮質ステロイド薬の場合、副作用の危険性も伴いますが、正しい処方さえすれば、関節リウマチにとって非常に効果的な治療となります。

○抗リウマチ薬…
抗リウマチ薬は免疫調節薬・免疫抑制薬を通して、関節を壊そうとする進行を抑制する効果があります。つまり、抗リウマチ薬には免疫異常を正常にする働きがある→関節リウマチによる関節ダメージを抑制することができるのです。ただし…抗リウマチ薬=遅効性抗リウマチ薬…つまり、効果が発揮されるまで数ヵ月掛かってしまいます。それ故、関節リウマチの初期症状時に処方される場合が多いといえます。