関節リウマチの血液検査~CRP~
関節リウマチの症状をチェックするとき、「CRP血液検査」が行われます。
○CRP血液検査とは…
関節リウマチの炎症の度合いをチェックする検査法で、血液中に含まれている「C反応性たんぱく」の含有量を測定します。
そして関節リウマチの炎症の度合いは「0.5~10以上」に分類されていて、正常の場合、0.45以下の数字が表れます。
仮に0.5以上の数値が出た場合、その数値の度合いに応じて関節リウマチの薬を投与し正常値に戻します。
しかしCRP血液検査の場合、測定値が流動的であることを注意しなければなりません。
例えば体内でC反応性たんぱくを発症した場合、炎症発症後2~3時間で急激に数値が上昇し、2~3日間でその数値がピークに達します。
ピークを過ぎてしまうと、C反応性たんぱくは急速に低下してしまうのです。
つまりCRP血液検査をした時期によって、数値が大きく異なる場合があるわけです。
そのため関節リウマチの疑いがある場合、CRP血液検査をするだけでなく「細胞が破壊される度合い」も確認する必要があります。
(自分自身が感じる関節リウマチの症状と、CRP血液検査によるC反応性たんぱくの数値が一致しない。)
ちなみにC反応性たんぱくとは、体内で炎症性による刺激によって生じる細胞の破壊が発生しているときに増加するタンパク質成分を指します。
そして、そうした症状に反応して増加する物質を「急性相反応物質」といいます。